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どうしてパーマがかかるのか?

No.719

小難しい科学のお話です。

 

毛髪の主成分は

ケラチンと呼ばれる

タンパク質です。

 

 

 

 

ケラチンは

多くのアミノ酸が

集まって出来ており

 

アミノ酸同士の

結合の仕方が

いくつかあります。

 

 

 

 

 

パーマに一番重要な「シスチン結合」。

 

 

 

 

 

マイナスイオンとプラスイオンが

結びついた「イオン結合」。

 

 

 

 

 

そして「水素結合」は

頭を濡らした時に

切れる結合です。

 

 

 

 

 

パーマは

 

1剤で毛髪内のシスチン結合を

還元して切断し

 

2剤で酸化して

再結合させることでかかります。

 

 

 

 

この仕組みは

普通のパーマでも

 

アイロンパーマでも

縮毛矯正でも同じことで

 

2剤で酸化するときに

毛髪が曲がっているか

真っ直ぐかの違いだけです。

 

 

 

 

「還元」とは

 

パーマ剤1剤の有効成分である

チオグリコール酸やシステインが

 

水素を与えることで

毛髪中のシスチン結合を

切断することを言います。

 

 

 

 

 

電車で例えると

 

連結していた車両を

切り離すことを還元と言い

 

再度車両を連結することを

酸化と言います。

 

 

 

 

 

「酸化」とは

2剤の有効成分である

 

臭素酸塩や過酸化水素が

酸素を放出することによって

 

切断したシスチン結合を

再結合させます。

 

 

 

 

 

車両の連結を切ってる状態で

ロッドやアイロンで

髪の毛を巻けばウェーブが付き

 

ストレートアイロンで

プレスすることで

髪の毛が真っすぐになります。

 

 

 

 

 

その状態で

切り離した車両を

 

元の様に連結し直せば

パーマがかかるということです。

 

 

 

 

 

しかし

この切り離しと連結に

髪のダメージが関わってきます。

 

 

 

 

 

シスチン結合を切る還元作用は

全部の結合を切ってる

訳ではありません。

 

 

 

 

 

およそ10%〜20%程度の

結合を切ることで

 

パーマがかかると

言われていますが

 

結合を切れば切るほど

髪の毛は傷みます。

 

 

 

 

 

もっと言えば

切り離しすぎると

 

結合である酸化が

上手くいきません。

 

 

 

 

 

逆に切り離す結合が少ないと

パーマはかかりませんので

 

ダメージを少なく

理想の形にすることは

 

プロとしての見極めや勘

経験が必要となるでしょう。

 

 

 

 

 

ぼくら理容師は

この還元と酸化の理論を

 

十分理解してないと

お客様の髪を傷めてしまいます。

 

 

 

 

 

特にハイトーンの脱色された

髪の毛なんかは

もうそれ自体がダメージ毛です。

 

 

 

 

 

そのダメージ毛に

パーマをかけることは

至難の業です。

 

 

 

 

 

もちろん限界はありますが

お客様のご希望を叶え

 

なおかつ

傷みを最小限に抑えて

パーマをかけるには

 

先ほど書いたように

勘や経験が

たくさん必要ってことです。

 

 

 

 

 

何にも考えてなさそうな顔してるけど色々考えてるんですよ~。(笑)

 

 

 

 

 

また明日も

ブログ読んでくださいね!音譜バイバイ

 

 

 

 

 

 

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