No.652
えーそーなのー!ってなった。
去年の半ばから
床屋さんの目印でもある
サインポールから
異音がするようになりました。
サインポールとは
床屋さんの店先で
赤・青・白のラインが
くるくると回っている
円柱状の看板です。
当店は去年の6月で
20周年を迎えました。
看板でもある
サインポールも
20年間使い続けてきました。
一度
赤・青・白のラインが
日焼けして
色あせてしまったので
交換したことがありますが
その後も
何年と経ったので
色あせていました。
それと合わせて
モーターから
異音がするようになったので
買い替えを考えていました。
とはいっても
そんなに
安いものでもないので
すぐには買えず
その異音に気づいた頃から
新しいものを買うために
毎月積み立てをしてました。
しかし
まだ積み立ても
そこそこの11月に
壊れてしまったのか
突然回転が
止まってしまいました。
それで気づいたのですが
意外とあのサインポールの
くるくる回転するのを見て
店がやってるのか
やってないのかを
判断している
お客様がいるんです。
「くるくる回ってないから
休みかと思ったよ!」
壊れてから
そう言って入ってくる
お客様が結構いたので
これは早急に
新しいものを
買わないとと思いました。
理容商品を扱う
ディーラーさんに相談して
まずは積み立てたお金を
頭金にして
新しいのを購入することに
決めました。
今までは
蛍光灯でしたが
今度のは
LEDライトなので
電気代も安くなるし
ライトの交換も
ほとんどありません。
すると
「くるくる新しくなったじゃん!」
と入ってくるお客様が
いたんです!
改めて感じたのは
お客様って
ぼくらが気にしていない
ところも
ちゃんと見ていて
気にしているんだということ。
ぼくらは
隙を見せてはいけないと
思い知らされました。
ぼくらは
いつでも見られてる
仕事なんですね。
ところで
サインポールの
三色の意味。
今回購入して
なぜ三色なのかを
もう一度調べ直したら
衝撃の事実!
そう教えられたので
ずっとそう思ってったし
お客様にも
自信満々に言ってたのに
実は全然違った!
サインポールの
赤・青・白の三色の意味は
お医者さんが
床屋さんも兼ねていた
ことから
赤は動脈
青は静脈
白は包帯
ってずっと思っていました。
しかし
動脈と静脈が発見されたのは
1628年ころ。
サインポールの原型が
生まれたのが
12世紀(1101~1200)ごろ
っていうんですから
血管を赤と青で分けた表現を
使うことは
歴史上考えられない
というのです!
うっそ~ん!
あれだけ今まで
何十年と
血液の話をしてたのに
実は違うだなんて
そりゃ~ないよ!
でも
理容師の始まりは
お医者さんが
刃物を持っていたので
理容業も兼ねていた
というのは
間違いないようです。
色々な説があるようですが
1540年ごろ
パリの外科医が
医者から理容業になった時
店の看板に
用いられたのが
始まりだという説が
一番有力そうです。
日本では
東京の常磐橋の側に在った
「西洋風髪剪所(かみはさみしょ)」で
明治4年に
サインポールを用いたのが
最初となります。
2021年の年末に分かった
衝撃的事実。
これからは
サインポールの意味を
説明するのに
なんか言いにくくなったのは
言うまでもありません。
誰が最初に動脈・静脈・包帯って言ったんじゃ~!
また明日も
ブログ読んでくださいね!
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