No.613
彼の想いも受け取りたかったから
平日の営業日の夕方
お店の電話が鳴りました。
いつもの様に電話に出ると
聞こえてきたのは
日本語じゃない言葉。
電話の方は
何か一生懸命伝えようと
してるのですが
こっちは
遠州弁しか分からない
あんぽんたん。
苦し紛れに
「Sorry. I don’t speak English.」
と言うと
「English…ohhh…」と
残念そうな声が。
しかし思い付きで
「Hair Cat?」と
とっさに聞いてみると
「Yes!」と返ってきました。
何時までお店がやってるか?
と聞いてきたので
「セブン オクロック!」と
元気に答えたら
「OK!すぐ行くぜ!」
みたいなことを言って
電話が切れました。
それを聞いていた妻は
「あれで通じてんの?」って
バカにして笑ってました。
でも
本当に来るかどうかは不安でした。
電話を切ってから20分後。
何と本当に
その電話の方が
ご来店されました。
驚いたのは
その背の高さ!
190㎝くらい
あるんじゃないかという
大きな男性の方でした。
外国人だし背が高いしで
オロオロしてしまいましたが
妻は普通に日本語で対応。(笑)
それでも
お客様は慣れているようで
検温や消毒の協力もしてくれて
席にご案内しました。
ヘアスタイルを聞くと
スマホで画像を
見せてくれました。
坊主風の
スキンフェードでした。
カットの途中
どうしても聞きたいことは
スマホの翻訳アプリを使って
英文を見せたりして
なんとかすすめました。
カットの最中
お客様はずっと片手に
スマホを持ち
ラインなどを
やっていましたが
その時
スマホの裏側にあるロゴが
貼ってあるのに
妻が気付いたそうです。
バスケットボールが
そのロゴに入っていたし
背が高いので
バスケットに関連した
人ではないかと
妻はそっと調べたのです。
お客様が帰った後
教えてもらったのですが
『三遠ネオフェニックス』の
Thirdy Ravena(サーディ・ラベナ)選手
ということが分かりました。
バスケットに関しては
全くの無知なので
「三遠フェニックス」という名も
恥ずかしながら知りませんでした。
しかも
お客様として来てくれた
サーディさんは
チームの中でも
人気の選手というのも
初めて知りました。
無知過ぎてファンの方には
大変申し訳ないのですが
そんな有名選手が来店したことを
大変うれしく思います。
それに感心したのが
サーディさんは
日本語が得意じゃないのに
直接電話をしてきて
来店した度胸の強さ。
ぼくは
そんなサーディさんの想いを
絶対に仕事で返そうと
一生懸命心を込めて
カットをしました。
そして
写真の撮影と
インスタなどのSNSにも
載せていいと許可も
いただきました。
仕上げをして
最後に鏡を見せると
サーディさんはにっこりして
「OK!」と言ってくれました。
言葉が通じなくても
お客様の想いをしっかり感じ取り
こちらの情熱を注げば
ちゃんと通じるものがあると
分かった気がしました。
でもつくづく思います。
英会話ができれば
どんだけ素晴らしいことかと。
単語をつなげれば
なんとか相手には
伝わる場合がありますが
相手の話す言葉が
聞き取れないというのが
一番の問題です。
英語は一応
世界共通語として
使われていますよね。
なかなか
踏み出さないと思いますが(笑)
英会話は習っといたほうが
きっといいんでしょうね。
「顔は日本人離れしてるのにね。」って言ったの誰だ?
また明日も
ブログ読んでくださいね!
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